被災企業お見舞金制度
被災企業お見舞金制度とは
ご契約店舗様が被災された際、利用料を免除する独自の制度です。(被災顧客店舗様1社につき、年間1回の支払いが限度です)
本制度は、助ネコご利用店舗様に、少しでも安心してサービスのご利用を続けられるようにと、これまでの取り組みを正式に制度化をしたものです。制度の対象は自治体から被災証明書もしくは罹災証明書が発行された法人事業者もしくは個人事業主となります。
被災企業お見舞金制度の目的
近年頻発する自然災害や大地震等で被災したご契約店舗様に対し、事業復興への取り組みを応援することを目的とし「被災企業お見舞金制度」を、独自に設けております。
被災企業お見舞金制度が生まれたきっかけ
きっかけは、2011年に起きた東日本大震災です。大きな被害に遭われるお客様や、その後も別の地域で大地震や台風・河川の洪水という災害が続き、少なからず被害に遭われる店舗様がいらっしゃいました。皆でネットの地図を見ながら心配し、何かお見舞いができないかという思いから、ご利用料金の免除を行いました。
代表からひとこと
「助ネコ」の月額利用料の免除は、各社数万円程ですが、復興するための新たな費用が発生する被災店舗様から「ありがたく修繕費に充てます。」とのお礼の連絡をいただいたことがあり、金額の大小にかかわらず、私たちの気持ちが伝わり励まされる事業者様がいるのだと実感しました。
わが国は、地震や自然災害による被害額が世界で最も多いと言われており、今後も地球温暖化により自然災害の発生頻度が高まり、台風は大型化していくと言われています。
国や行政の取り組みはもちろんですが、民間事業者として出来ることもあるだろうと考え、サービスの送り手側と受け手側が、苦しい時には互いに励まし合いながら事業継続を目指し頑張る、そうした世の中になればいいと思いますし、一民間の中小企業であるアクアリーフでも、ささやかではありますが、出来ることにひたむきに取り組んでいきたいと考えています。
2020年2月
株式会社アクアリーフ
代表取締役 長谷川 智史
被災企業お見舞金制度への申請方法
以下の条件を満たしているかご確認ください。
対象者:「助ネコEC管理システム」を契約中の法人もしくは個人事業主
条件:事業者として、自治体から被災証明書もしくは罹災証明書が発行されていること
支援内容:「助ネコEC管理システム」月額利用料を年間1回まで免除
条件を満たしている方は、申請書を郵送するか、メールに添付の上お申し込みください。
■郵送(返送先)
〒254-0811 神奈川県平塚市八重咲町 7-28 神奈中八重咲町ビル 4F
株式会社アクアリーフ 助ネコ事業部
■メール
メールアドレス:info@sukeneko.com
これまでの支援実績
2022年 福島県沖地震
この度の福島県沖を震源とする地震の発生にともない、各地で被害を受けられました皆さまに心からお見舞い申し上げます。また、北海道・東北地方の太平洋沿岸地域を中心に、お荷物のお届けに遅れが生じている模様でございます。最新情報につきましては、各運送会社様の公式サイトより、ご確認をいただけますようお願い申し上げます。
【弊社の復興支援への取り組み】
災害により、浸水・土砂災害等で被災された「助ネコEC管理システム」のご利用店舗様(自治体から「罹災証明書」が発行された事業者様)に対し、弊社からのお見舞金として、2022年4月分のご利用料金を免除させていただきました。
2020年 新型コロナウイルス感染拡大の影響による売上減少
新型コロナウイルスの影響により売上が著しく減少し、現在契約中のプランの継続が困難な状況となり、 受注管理システムのダウングレードをご検討される店舗様向けに特別支援をさせていただきます。
【弊社の復興支援への取り組み】
2020年5月より3ヶ月間、「助ネコEC管理システム」の月額基本料を無料もしくは月額料金を80%OFFとさせていただきました。また、竹内幸次中小企業診断士による「緊急コロナ対策支援オンラインセミナー3本(守り編・攻め編・座談会)」を開催致しました。他に、助ネコ店長による店舗運営応援レポート、書家月颯氏直筆の書「晴」を送付させていただきました。
【エピソード】
支援をさせていただいた店舗様から、お礼のメールやお手紙をいただきました。
被災企業お見舞金制度(2020年2月制度化)
アクアリーフが展開するEコマース向けクラウドサービス「助ネコEC管理システム」の月額利用料を、被災顧客企業1社につき年間1回を限度に、支払いを免除する制度です。対象は自治体から被災証明書もしくは罹災証明書が発行された法人事業者もしくは個人事業主となります。
2019年 台風19号及び21号の影響による浸水・土砂災害
この度の令和元年台風19号及び台風21号の影響を受けた低気圧による大雨により被災された事業者様に、心からお見舞い申し上げます。
被災地等におきまして、救援や復興支援などの活動にご尽力されている方々に深く敬意を表します。また、被害を受けられた事業主の皆様の安全と、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
【弊社の復興支援への取り組み】
災害により、浸水・土砂災害等で被災された事業者様(自治体から「被災証明書」または「罹災証明書」が発行された法人または個人事業主様)を対象に、弊社からのお見舞金として、2019年10月末締め請求分のご利用料金を免除させていただきました。
2018年 北海道胆振東部地震
このたびの「平成30年北海道胆振東部地震」によって亡くなられた方々とご遺族の皆さまに、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に、心からのお見舞いを申し上げます。被災地等におきまして、救援や復興支援などの活動にご尽力されている方々に深く敬意を表します。また、被害を受けられた事業主の皆様の安全と、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
【弊社の復興支援への取り組み】
自身の被害状況を踏まえ、被災された事業主様の早期復興の手助けになればと心ばかりのお見舞金として、9月末締めのご請求分を免除とさせて頂きます。 北海道新聞社会振興基金へ寄付させていただきました。
2018年 西日本豪雨
このたびの「平成30年西日本豪雨」によって亡くなられた方々とご遺族の皆さまに、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に、心からのお見舞いを申し上げます。被災地等におきまして、救援や復興支援などの活動にご尽力されている方々に深く敬意を表します。また、被害を受けられた事業主の皆様の安全と、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
【弊社の復興支援への取り組み】
内閣府の災害救助法が適用されました。11府県64市38町4村の契約者様への7月末締めのご請求分を免除とさせて頂きます。
【エピソード】
免除させていただいた店舗様から、お礼のお手紙やメール、中にはお品物を送ってくださった店舗様もいらっしゃいました。
2016年 熊本大震災
このたびの熊本地震により被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧と皆さまのご健康を心からお祈り申し上げます。未曾有の震災でございますが、被災された店舗様には、 どうぞお気を強くお持ちになり、
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
【弊社の復興支援への取り組み】
被害が甚大であった、熊本・大分の2県の被災契約者様への使用料支払いを平成28年4月末締めから、10月末締めまで免除致しました。
【エピソード】
免除させていただいた店舗様から、お礼のお手紙やメール、お品物をいただきました。
店舗様の中には自分たちより、もっと大変な被災者の為にと、当社が免除した利用料をそのまま赤十字に寄付され、その振り込み明細(写し)を送ってくださった方もいらっしゃいました。
2011年 東日本大震災
このたびの大震災により被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧と皆さまのご健康を心からお祈り申し上げます。
未曾有の震災でございますが、被災された店舗様には、 どうぞお気を強くお持ちになり、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
【弊社の復興支援への取り組み】
平塚商工会議所を通じ、義援金を寄付させていただきました。
被害が甚大であった、岩手・宮城・福島の3県の被災契約者様への使用料支払いを平成23年4月末締めから、9月末締めまで免除しました。
平成23年4月末締めから、9月末締めまで、毎月弊社全売上の1%を、義援金として、日本赤十字社に寄付しました。
平成26年2月に行われた、復興応援イベント「経済産業省・全国商工会連合会補助事業 東北祭り」に参加し、Shop fanスクラッチを提供しました。
平成30年11月に福島県福島市の福島商工会議所主催の「おもてなし規格認証を活用した生産性向上セミナー」に代表の長谷川が講師で招かれ、講演を行いました。
少しでも復興を盛り上げるヒントになればと思い、ご協力させていただきました。
リンク:ネットショップ応援ブログ
『もち処 木乃幡さん』との思い出
「もち処 木乃幡さん(株式会社木乃幡)」(2019年廃業)は、私達アクアリーフが創業間もないころ、最初に出会ったネットショップさんです。現在、多くの店舗様にご利用いただいている「助ネコ受注管理」も、木乃幡さんへ納品したシステムをベースに生まれました。
福島でも有数の餅屋だった木乃幡さんは、複数実店舗に加えネットショップに進出し、まもなく「楽天市場ショップオブザイヤー」を受賞されました。
喜びと並行して、急激に増加した注文で、正月向け受注残が3週間溜まった年末の混乱の中、私たちは出来たてホヤホヤの受注管理システムを、張り詰めた気持ちで納品しました。
5日後、木乃幡さんから「おかげ様で、全ての注文処理が終わりました!」と、興奮気味にお電話をいただいたことは、今でも鮮明に記憶しています。
「すぐに導入でき、すぐに役に立つ!うちのパートさんでも使いこなせる!アクアリーフさん、これを商品化したらいい!」
その言葉に奮い立ち、木乃幡さんのご協力でシステムに磨きをかけ、2007年、私達は一般ネットショップ向けASPとして、「助ネコ」をリリースしました。(「助ネコ」のきめこまかい顧客管理機能は、木乃幡さんのサービス品質に妥協しないこだわりが設計当初から生かされたものです)
その後も木乃幡さんは、EC業界の最前線でご活躍され、特許取得の「凍天」や契約農家の高級原料をつかった高品質のお餅を順調に販売されていました。
そして、2011年2月24日、ゴールデンタイムのバラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」で、「凍天」が取り上げられ、出演者全員から絶賛を受けました。放送後、過去のメディア露出で経験したことのない膨大な数の注文が何日も続き、製造と出荷、原料調達に追われる日々が始まりました。
「いよいよ福島発の『凍天』が、全国メジャーになる」という高揚感の中、2011年3月11日 東日本大震災が起こったのです。昼夜なくフル稼働していた生産ラインはストップし、工場もオフィスも被災現場と化し、時間が止まり、全ての夢、思いが、砕け去ったのです。福島原発20km圏内。悪夢のような現実でした。
「木乃幡さんに、何が起こったのですか?」「今、どうされているのですか?」ご心配の電話、メールが神奈川の弊社にも寄せられました。お客様からだけでなく、「木乃幡さんを尊敬していた」というネットショップ様からの問い合わせもありました。「役員、従業員の方は全員ご無事だそうです。」しかし、それ以上の詳細をお伝えすることはできませんでした。
消防団として直面する真実、家族・親類・友人達のこと。正気を失わないよう、ギリギリで持ちこたえようと、極限の覚悟。やり場のない苦悩や憤りを吐き出した長文のメールを、幾たびか頂きました。それは、メディアでは決して「報道されない」ものでした。
無力な私達は、ただ唇を噛みしめ、それを読むことしかできませんでした。「福島は、自然も豊かで、食べ物もおいしい。日本中のほとんどの果物が採れる。私は今でも、福島は『日本で一番美しい県』だと思っています。」
胸がつまるような思いでした。メディアでは連日、福島を「フクシマ」と呼んでいました。そして震災から数週間たったある日、「やっと自分の気持ちに整理をつけることができました。ここからは、会社の再建の為に、気持ちを集中させていきます。」と決意が書かれたメールをいただきました。
その後木乃幡さんは、長い時間をかけ、数々の困難を乗り越え、2014年秋に宮城県に本社工場を立ち上げ、そして2015年にネット販売を再開されました。福島の復興のシンボルとして、度々メディアにも取り上げられ、果敢に経営再建に取り組まれていらっしゃいました。
しかしながらその道のりは大変険しく、震災から8年後の2019年4月、多くの「凍天ファン」からの惜しむ声を受けながら、事業継続を断念されました。(私たちにとっても、大変残念な思いでした。)
(※2020年8月以降、株式会社キノシタコーポレーション様が「凍天処 木乃幡」として、「木乃幡」の商標と特許取得商品だった「凍天」の製造販売を引き継がれていらっしゃいます。)
近年、地球温暖化が進み、今後益々自然災害の発生頻度が高まり、台風は大型化していくと言われています。全ての事業者様が、自然災害の影響を受ける可能性があり、特にわが国は、地震や自然災害による被害額が世界で最も多い国です。
政府や行政の取組はもちろんですが、民間事業者として、サービスの送り手も受け手も、災害で痛手を負ったときにも、互いに励まし合いながら事業継続を目指し頑張れる、そうした世の中になればいいと思い、弊社でも自分たちに出来ることに取り組んでいきたいと考え、2020年2月中小企業としては初めて、「被災企業お見舞金制度」を独自に制度化致しました。
「助ネコの生みの親」で、私たちに多くのことを教えてくれた、「もち処 木乃幡さん」へのご恩を忘れることなく、これからもお客様に寄り添い、世の中の役に立つサービスを提供して参ります。