メルカリとメルカリShopsの違いは?出店メリットや売れやすさを徹底比較!


最近、メルカリShopsがすごく注目されているって聞いたけど、どこら辺がすごいんだろう?メルカリShopsとメルカリの違いや、出店メリットを教えてほしいです。

メルカリShopsは、メルカリ内の法人向けショップを開設できるサービスです。メルカリの大規模なユーザー基盤を活用でき、集客力が非常に強いので、ビジネスを拡大するには最適なプラットフォームですよ。
「メルカリ」と「メルカリShops」は、どちらもオンラインでの商品の販売をサポートするプラットフォームですが、目的や機能には大きな違いがあります。
個人が気軽に利用できる「メルカリ」と、法人向けに特化した「メルカリShops」では、出店のメリットや売れやすさがどのように異なるのでしょうか?

本記事では、ネットショップ一元管理システム「助ネコ」を提供し、数多くのEC事業者の業務改善を支援してきた私たちが、メルカリとメルカリShopsの違いや、出店メリット、売れやすさを徹底比較します。
目次(クリックで移動)
メルカリShops(メルカリショップス)とは?
メルカリShops(メルカリショップス)とは、メルカリ内の法人向けショップ開設サービスで、法人や個人事業主が出店できます。
通常のメルカリと異なるのは「法人専用」のアカウント登録が必要だということ。
メルカリShops最大の強みは、なんといっても「メルカリの圧倒的な集客力」を活用できる点でしょう。
メルカリは「月間2,000万人以上」のユーザーが利用しているので、メルカリShopsに出店するだけで、多くの消費者と接点を持つことができます。
また、CSVによる一括商品登録や複数人でのショップ運営といった便利な機能が備わっており、効率的にネットショップの運営をサポートしてくれます。
さらに、2024年9月時点でメルカリは累計出品数40億品を突破し、ますます活況を呈している市場で、ビジネスを拡大するためのEC事業者には理想的なプラットフォームとなっています。
補足:メルカリストアとは?
「メルカリ」と「メルカリShops」と一緒に良く検索される言葉として「メルカリストア」というものがあります。
メルカリストアとは、メルカリShopsに出店している法人や、一般ユーザーが利用できるサービスで、主に商品を発送するために必要な「梱包資材」を提供しています。
このストアでは、メルカリでの取引をより便利にするために、
- 様々なサイズのダンボール
- 宅配用ビニール袋
- クッション封筒など
配送に欠かせない資材を取り揃えています。メルカリのアプリから簡単に注文可能です。
メルカリとメルカリShopsの違いは?

「メルカリ」と「メルカリShops」の違いを項目ごとに書き出し、比較表にまとめました。
項目 | メルカリ | メルカリShops |
---|---|---|
出店対象 | 個人・法人 | 法人・個人事業主 |
出店費用 | 無料(販売手数料10%) | 無料(販売手数料10%) |
機能 | 商品出品、購入、レビュー | 一括出品、複数人での運営、ショップ運営機能、商品の分析ツール |
販売手数料 | 10% | 10% |
振込手数料 | 200円 | 200円 |
ショップクーポン機能 | なし | クーポンの発行が可能 |
売り上げの反映タイミング | 取引が完了した(出品者と購入者がそれぞれ評価を済ませた)タイミングで反映される | 取引ステータスが「発送済み」になった時点で売上金が計上される |
商品登録方法 | 手動で商品を1点ずつ登録 | CSVファイルで一括登録可能 |
タイムセール機能 | タイムセール機能なし | タイムセール機能あり |
商品ページのカスタマイズ | 基本的な情報の入力のみで商品ページが作成される | ショップ名やロゴ、ブランドに合わせたデザインが可能 |
ショップ運営 | 個人で運営 | 複数人でショップ運営が可能 |
値下げ交渉 | 可能 | 不可 |
出店対象
メルカリは、個人と法人が出店できるプラットフォームですが、メルカリShopsは法人および個人事業主専用のサービスです。したがって、メルカリShopsに出店するためには、法人または個人事業主として登録する必要があります。
出店費用
メルカリもメルカリShopsも、出店にかかる費用は無料です。どちらも初期費用や月額費用はかからず、商品が売れると販売手数料として商品価格の10%が引かれます。
このため、どちらもコストを抑えて始められる点が共通しています。
機能
メルカリは、
- 商品出品
- 購入
- レビュー など
個人間取引を中心としたシンプルな機能が提供されています。一方、メルカリShopsは法人向けに特化しており、
- 一括商品登録
- 複数人でのショップ運営
- 商品の分析ツール など
ビジネス運営に役立つ高度な機能が揃っています。
手数料
メルカリとメルカリShopsでは、商品の販売手数料は共に10%です。
さらに、メルカリとメルカリShopsでは、売上金を受け取る際には、1回200円の振込手数料がかかる点も同じです。
ショップクーポン機能
ショップクーポン機能とは、ショップが販売する商品に対し期間限定でフォロワーに対して割引をつけられる機能です。
メルカリにはショップクーポンの機能はありませんが、メルカリShopsではショップクーポンを発行できます。
ショップクーポン機能を使うことで、顧客に対して割引を提供したり、販売促進を図ることが可能です。
売上の反映タイミング
メルカリは、商品購入者が商品の評価をしてから売上が反映されます。
そのため、商品の配送途中で遅延が起きたり、購入者が受取評価をしないと売上が確定されません。
一方のメルカリShopsは、出店者が商品を購入者に発送した後に、取引画面で「発送したので購入者へお知らせする」ボタンを押すと、取引ステータスが「発送済み」になります。
この時点で、売上金がショップの利益として計上されます。
商品登録方法
メルカリでは商品を1点ずつ手動で登録しますが、メルカリShopsではCSVファイルを使って最大1,000件までの商品を一括登録することができます。
CSVファイルを使った一括登録のおかげで、在庫やサイズ違い、色違いなども効率よく登録できるようになっています。
タイムセール機能
メルカリにはタイムセール機能はありませんが、メルカリShopsにはタイムセール機能があります。
特定の期間に割引価格で商品を提供することができますので、特定の期間に売上を促進し、集客を図ることができます。
ただし、メルカリShopsでタイムセール機能を使うには、以下の条件をクリアする必要があるので注意が必要です。
- 同一価格で累計2週間以上の販売実績がある商品
- 過去45日間のうち累計30日間の販売実績がある商品
商品ページのカスタマイズ
メルカリでは、商品ページのカスタマイズはほとんどできません。
商品名、説明、価格、画像などの基本情報を入力するだけで、シンプルなページが作成されます。
一方、メルカリShopsでは、
- ショップ名
- ロゴ
- カバー画像
などを設定でき、商品ページのデザインやレイアウトをより自由にカスタマイズできます。
メルカリと比較すると、ブランドの個性を反映させたオンラインショップを作ることが可能です。
ショップ運営
メルカリは、商品の出品から発送までを一人で運営します。
運営自体は簡単ですが、商品数が増えると管理が大変になります。
一方、メルカリShopsは法人や個人事業主向けで、一括出品機能や複数人での運営が可能です。
ショップのカスタマイズや売上分析ツールもあり、効率的な運営ができます。
値下げ交渉
メルカリでは、購入者と出品者が直接やり取りを行う「値下げ交渉が可能」です。
値下げ交渉を行うことで、利益が減少する可能性がありますが、価格が柔軟に変動することで、販売が促進されることもあります。
一方、メルカリShopsでは、価格が固定されており、値下げ交渉はできません。
商品の価格は一定で、交渉の手間がない分、価格設定が安定していますが、交渉による販売促進が難しいという特徴があります。
メルカリとメルカリShops、配送方法の違いは?

メルカリとメルカリShops、配送方法の違いを以下の比較表にまとめました。
配送方法 | メルカリShops | メルカリ |
---|---|---|
らくらくメルカリ便 | 〇 | 〇 |
クールメルカリ便 | 〇 | × |
ゆうゆうメルカリ便 | × | 〇 |
梱包・発送たのメル便 | × | 〇 |
エコメルカリ便 | × | 〇 |
配送方法における大きな違いは、メルカリShopsでは以下の3つの配送方法が使用できない点です。
- ゆうゆうメルカリ便
- 梱包・発送たのメル便
- エコメルカリ便
しかし、メルカリShopsには、冷蔵・冷凍品を発送できる「クールメルカリ便」という独自の配送方法があり、冷蔵・冷凍商品を取り扱う店舗には非常に便利なサービスです。
また、メルカリShopsでは、出品者側で配送業者を選択できるため、希望する配送業者を利用することも可能です。
メルカリShopsで出店する6つのメリット

メルカリShopsに出店するメリットは、大きく分けて以下の6つ。
① メルカリのユーザー基盤を活用できる
メルカリShopsでは、月間2,000万人以上のユーザーが利用するメルカリ内で自分のショップを開設できるため、大規模な集客力を活用できます。
商品の露出が増えると、新規顧客の獲得がしやすくなります。
② 複数の商品登録がしやすい
CSVを使って最大1,000件の商品を一括で登録できるため、大量の商品を取り扱う法人や個人事業主にとって非常に効率的です。
手動で1点ずつ登録する手間を省け、時間を大幅に節約できます。
③ 複数人でショップ運営が可能
メルカリShopsでは、ショップを複数人で運営できるため、スタッフ間で作業を分担し、効率的に管理することができます。
チーム全体でショップを見ることで、よりスムーズなショップ運営が可能となります。
④ 戦略的に商品分析ができる
売上データや商品ごとのパフォーマンスを分析できるツールが提供されており、
- どの商品が売れているか
- どの販売戦略が効果的か
などを把握し、戦略を最適化することができます。データに基づいた効率的な運営が可能です。
⑤ ショップのカスタマイズが可能
ショップの名前やロゴ、カバー画像を自由に設定できるため、ブランドの個性を反映したオンラインショップを作成することができます。
サイトの見た目でも、ブランドの認知度向上と信頼性の強化が期待できます。
⑥ 初期費用・月額費用が無料
メルカリShopsの最大の魅力の一つは、初期費用や月額費用が無料であることです。
低リスクでネットショップを始められ、ビジネスのスタートアップコストを抑えることができます。
メルカリShopsで出店するデメリット

メルカリShopsに出店するデメリットは、以下の通り。
①法人しか出店できない
メルカリShopsは、法人や個人事業主専用のサービスです。したがって、個人で利用したい場合は、メルカリShopsを利用することができません。
個人向けの簡単な出品を考えている場合には、メルカリが適しているため、法人や事業を行っていない個人にとっては不向きなサービスです。
②機能が少し複雑
メルカリShopsでは、ビジネス向けに一括商品登録機能や複数人での運営など、便利な機能が提供されていますが、それらを活用するためにはある程度のITスキルや運営経験が求められる場合があります。
メルカリと比較してしまうと、メルカリShopsの機能面は少し複雑だと言えるでしょう。PC操作に不慣れな方は、慣れるまでに時間がかかることもあるかもしれません。
③最低振り込み金額が少し高め
メルカリだと、最低振り込み金額は100円(売り上げ300円ー手数料200円=100円)ですが、メルカリShopsでは、最低振り込み金額が「5,000円」と、少し高めに設定されています。
ですので、単価が低い商品を販売しようとすると、多くの商品を販売しないといけなくなり、ハードルが上がります。
商品単価が比較的低いEC事業者の方は、あらかじめ認識の上、注意することをおすすめします。
メルカリShopsはやめたほうが良いと言われるのはなぜ?
「メルカリShopsはやめたほうが良い」と言われる一番大きな理由は、主に以下の3つです。
- 人気がある分、価格競争に巻き込まれやすい
- ショップ機能が多いため、使いこなすのに少し労力が必要
- 「最低振込金額が5,000円」と少し高い
これらの点が重なることで、メルカリShopsは特に少額商品を販売している店舗や、ネットショップ運営初心者には負担が大きいと感じられることが多いです。
特に、振込申請ができる最低金額が5,000円に設定されているため、売上が低い場合には資金繰りが難しくなります。
また、競争の激しさや多機能な管理画面も、少し手間に感じる可能性があり、これらの理由から、メルカリShopsはやめたほうが良いと言われることがあります。
メルカリとメルカリShops、どっちが売れる?

メルカリとメルカリShops、どっちが売れるかは正直なところケースバイケースです。
商品の価格帯や販売目的、運営方法によって、どちらが最適かは異なります。
メルカリが適しているケース
- 即時の販売を重視する場合:ユーザー数が多く、短期間で売れる可能性が高い
- 少量の在庫で販売する場合:在庫管理が簡単で、少量から出品可能
- 個人事業主や副業で始めたい場合:初期費用が無料で、手軽にスタートできる
メルカリShopsが適しているケース
- 本格的にネットショップを運営したい場合:法人アカウントで本格的なビジネス運営ができる
- ブランド価値の構築を目指す場合:ショップ機能でブランドイメージを強化できる
- 多品目を取り扱う場合:一括登録や複数人での運営が可能
メルカリとメルカリShops、どちらが売れるかは、販売する商品の特性や目指す運営のスタイルによります。
短期的に売れやすい商品を扱う場合はメルカリがオススメですが、長期的なブランド構築や本格的なショップ運営を目指すなら、メルカリShopsが最適です。
メルカリShopsとBASE、ネットショップを始めるならどちらがおススメ?

「メルカリShops」と「BASE」、ネットショップを始める際によく比較されるこの2つのサービス。
どちらも、初期費用・月額費用ともに0円でショップを開設できるため、とても魅力的なサービスです。
一体どちらから始めるのがおススメなのでしょうか?
「メルカリShops」と「BASE」、どちらのプラットフォームが最適かは、販売する商品やビジネスの目的によって異なります。
ここからは、手数料や集客力、運営のしやすさを考慮して、「メルカリShops」と「BASE」それぞれの特徴を比較していきます。
メルカリShopsがオススメな場合
メルカリShopsは、特に低価格商品や数量を多く販売したい場合に最適です。
メルカリの高い集客力を活かして、500円〜1,000円未満の商品でも、短期間で売れやすく、手軽にネットショップを始められる点が大きな魅力です。
特に、個人事業主やネットショップ初心者にとって、シンプルでわかりやすい操作が助けになります。
さらに、集客力の高さもポイントです。
メルカリShopsは、月間2,000万人以上のユーザーがアクセスするため、新規出店でも売れやすく、特に低価格商品や売れやすい商品を取り扱う場合、安定した売上が見込めます。
BASEがオススメな場合
一方で、以下のような商品を販売したい場合は、BASEが優れた選択肢になります。
- 高価格商品
- 利益率を重視したい
BASEは、ショップを販売手数料が6.6%+40円(決済手数料、サービス利用料を含む)と、メルカリShopsの10%よりも低いため、「高単価商品や高利益率を求めるビジネス」には有利です。
特に、商品の価格が高い場合、手数料の割合が少なく、利益を多く確保しやすくなります。
また、BASEは、ショップデザインやカスタマイズの自由度が高く、独自のブランドイメージを作りたい場合に向いています。
自分のショップをオリジナルのデザインで作りたい方や、本格的にネットショップを運営したい方には、BASEが適しています。
結論:目的に合わせた選択を
低価格商品や短期間での売上を狙う場合には、メルカリShopsが最適です。
メルカリの強力な集客力を活かし、手軽に始められることや、売れやすさが魅力です。
一方、高価格商品や利益率を重視したい場合や、ブランド作りに力を入れたい場合には、BASEがより適しています。
手数料の低さや、自由なデザインに加え、長期的に安定したビジネス運営を目指すには最適なプラットフォームです。
最終的には、自分の販売商品や運営目的に応じて、最適なプラットフォームを選びましょう。
メルカリShopsに関するよくある質問

メルカリShopsに関する、よくある質問をまとめました。
メルカリShopsのアプリはありますか?
メルカリShopsのアプリはありません。
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」の中に組み込まれたネットショップサービスです。
そのため、メルカリShops専用のアプリは存在せず、「メルカリ」アプリをインストールすることで、ショップの開設から商品登録、販売管理まで一括で行えます。
メルカリShopsは値下げ交渉されますか?
値下げ交渉はされません。メルカリShopsでは、商品の価格が固定されているためです。
注意点:メルカリShopsでは、タイムセール機能を利用する場合を除き、商品名や商品説明、商品画像等に「値引き」「セール」などの記載を行うことは禁止されています。
これらの行為は景品表示法に違反する可能性があり、ショップの利用停止などの処分を受けることがあります。
メルカリShopsは食品も販売できますか?
はい、メルカリShopsでは食品の販売が可能です。ただし、安全性や衛生面に配慮した取り扱いが求められます。
ただし、販売可能な食品と、販売が禁止されている食品がありますので、注意をしてください。
まとめ:助ネコを使って、メルカリShopsに出店してみよう!

メルカリShopsでネットショップを始めることは、とても簡単です。
月額費用が無料で、メルカリ内の強力な集客力を活かすことで、商品の売れやすさが格段に向上します。
「これからネットショップを本格的に始めたい」と考えている法人様には、メルカリShopsが最適なプラットフォームです。
初心者でも簡単に始められ、成長をしっかりサポートしてくれるので、安心して運営をスタートできます。

さらに、助ネコを活用すれば、ショップ運営がよりスムーズになります!
助ネコを使えば、商品登録や在庫管理が簡単にでき、複数人でのショップ運営もスムーズに行えるので、時間と手間を大きく削減することができます。
メルカリShopsとの連携も完了しているので、すぐに使い始められます!
これからメルカリShopsでの出店を考えているなら、助ネコの機能を活用することで、よりスムーズにショップを運営できるようになります!
ネットショップの成功は、運営のしやすさと効率化が鍵です。
今すぐ、助ネコを活用して、あなたのショップをスタートしてみましょう!